つくば市北条にある古いお屋敷。 通称『矢中御殿』を覗いてみれば・・・ 懐かしいような、不思議な風景があちこちに。 そんな風景を、ちょっとつまみ食いしてみましょう(笑)。

2017年03月27日

地に落つ椿の美しさ

美しくわざわざ眺めに行くのに、家の庭にはあまり植えられない花がある。
一つは桜で、その華やかさは好まれるのであるが、その散り樣から家系が絶えると避けられたそうであると聞く。
また屍を抱き、美しく咲くからとも聞く。
確かになぜか墓地などの桜は、見事な花を咲かせる。
そしてもう一つは椿で、斬首のように花が落ちるからと。
だが意外にも椿については、江戸時代までの武家に好まれた花なのだそうである。
まあそれでなければ、椿三十郎の設定が理解不能になってしまう。  


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2017年03月26日

一大イベント?

屋敷には雛飾りは残ってはいないのだが、寄贈された七段飾りのものがある。
まあ飾り付けも2月の18日とやや遅めだったが、片付けに至ってはやっと昨日という状態には目をつむってほしい。
昭和生まれのメンバーにとっても、ここまで来るともう複雑なパズルのようなものだ。
やはり年長者のご指導がなければ、片付けきれなかったかもしれない・・・。
こうゆうものはマニュアルを見てセッティングするのではなく、世代ごとに伝えられていったものなのであろう。
さてこれを、メンバーの子供達にも伝え続けてあげたいものである。  


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2017年03月24日

あの感動を再び味わいたい

屋敷に出入りするようになって、もうだいぶ経つ。
発掘(?)メンバーにははるかに及ばないが、屋敷のファンとしてはもう古参であろう。
飽きもせず通い続ける屋敷であるが、気づけばその感動がだいぶ薄れてきた気がする。
もちろん魅力的で未だに新たな発見もあるが、ずいぶん日常の場になっているのかも。
別にそれが悪いこととは思わないが、使用時期な話ご案内する方々の感動がちょっと羨ましく思える気もする。
まああとは見た目だけではなく、屋敷の歴史背景などを楽しむことにしようか。
そこにもまだ、驚くべき感動が残っているはずだし。  


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2017年03月23日

週末は見頃かも

表玄関の石段脇の白木蓮は、花開くとなかなか見事な眺めである。
そしてその姿の美しさは表からだけではなく、屋敷の窓からも楽しめるのだ。
画像はまだ咲き始めであるが、満開時の華やかさは言葉にできないほどである。
地面に立って見上げる白木蓮はあちこちにあるだろうが、畳に座って窓越しに楽しめるのはそうはあるまい。
まだコブシと変わらぬように見えるが、満開時の姿は比べようもないほどである。
それが目の前に見ることができるのは、他ではないであろうと思う。  


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2017年03月21日

春の空気

どこが違うと言われれば、明確には答えられないのだが。
屋敷の画像を切り取っっていると、同じような不敬なのになぜか微妙に違いを感じる。
窓の開け具合とかもあるのだろうが、なぜか夏でも冬でもない季節感がそこに見える。
単なる思い入れと言われればそれまでであるが、なんとなく表情が違う気がする。
そしてそれは日々刻々と変わってゆくのだが、全てを捉えることなどできないでいる。
そんな瞬間を垣間見ることができることが、屋敷の魅力なのではないだろうか・・・。  


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2017年03月20日

姫椿も咲いている


ハクモクレンが咲き出すとその迫力に圧倒されるが、この時期他にもいろいろな花が見られる。
以前にも紹介した寒アヤメや藪椿も、なかなかに良い風情であろう。
地面には小さなスミレも咲いているのだが、ちょっと小さくてあまり目立たないかも。
であればここは、姫椿の出番ではないだろうか!
まるで作り物のような桃色の花は、これから屋敷を彩ってくれるはずである。  


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2017年03月19日

ハクモクレンが咲き始めた

今か今かと待ち望んでいた表玄関脇の白木蓮が、ようやく咲き始めた。
よく見かけるコブシとは違って、その花の大きさには圧倒される気がする。
おそらく今度の公開日である25日は、見事な満開な花が見られるであろう。
花期が短いので4月1日の公開日には、ちょっと微妙な気がするのではあるが。
うまくすれば桜との共演が見られるかも知れない。
藪椿や姫椿も咲き出しているし、地面にはスミレがいっぱい咲いている。
屋敷もいよいよ、花季節となったようだ。  


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2017年03月17日

照明ってなんだろう・・・

今や日が暮れた後やお天気の良くない時には、屋内でも照明器具を使っている。
だが照明の基本って、そんなに甘いものなのだろうか。
闇の中で見えないものを照らす出すために、考え出された手法なのではないかと思う。
もともと日中の明るさと比べものにならないような、補助的な光だったのだろう。
今や日中の明るさにも遜色ないが、影を伴うかつてに照明には美しさを感じるのだ。
光と影の妙とは、この屋敷の美しさの一つの要因であろう。  


Posted by そらねこ at 21:42Comments(0)

2017年03月16日

まだ参加可能です

今年の「乙女のつくば道」は、4月1〜2日の開催。
”矢中の杜”では今回は「国登録文化財巡り in 北条」と称して、北条にある4ヶ所の国登録有形文化財を巡るツアーを企画している。
今回は特別に、普段は公開していない場所も見ることができるのである。
ガイド付きでこれらをすべて廻れる機会は、これからも多分ないのではないだろうか。
今ならまだ間に合うので、興味のある方は是非どうぞ

問い合わせ先
mail:yanaka.no.mori@gmail.com
Tel :090-6303-4531  


Posted by そらねこ at 19:08Comments(0)

2017年03月15日

絵師との付き合い

屋敷を彩る絵師の中で北川金鱗は、別館食堂の絵で結構結構注目される。
のちに宮内省御用達絵師となった佐竹永湖に師事し、南北合派の山水図を得意としたようである。
調べてみると龍次郎翁よりはわずかに年上ではあるが、明治7年生まれであるからほぼ同世代と言えよう。
そして翁が勤めていた東洋堂にて、『絵画叢誌』の発行に携わっていたようである。
その時に知り合ったかどうかまではわからないが、若い頃の翁の仕事で当時の絵師との関わりがあったように思える。
資料が少ないので難しいが、もう少し調べてみたら面白いかもしれない。
この立派な国立公園図や数多くの掛け軸が残っているのを見ると、やはり付き合いがあったものとは思われるのだが。  


Posted by そらねこ at 22:45Comments(0)

2017年03月13日

布目タイルと研ぎ出し

度々の紹介になるが、別館玄関の床である。
様々な資料からここは昭和16年には完成していた建造物で、屋敷の中で一番古い建物と言える(ただし二階部分は、昭和28年の建造である)。
玄関の床に張られたのはいわゆる泰山タイルで、当時の一流ブランドであったようだ。
翌年に建てられた母屋の表玄関の床に比べると多少の目地が見られるが、漆喰の天井と合わせてなかなか見事な左官仕事のようである。
そして一番外側の研ぎ出しは、当時は当たり前の技法ではあったろうがなかなか見事であろうと思われる。
勿論今でも左官職人さんはいらっしゃるが、細かな技とかはだんだん絶えようとしているらしい。  


Posted by そらねこ at 22:41Comments(0)

2017年03月12日

窓の向こうの春


とは書いてみたが、別に一面の花畑とかが見えるわけではない。
屋敷の北側の窓からは、別館一階を除いて借景の筑波山を見ることができる。
この画像だと分かりにくいが、廊下の突き当たりの窓からも見えるのだ。
母屋の居間や床の間から見える筑波山は、見事な借景なので皆感心してくれる。
だが別館二階を紹介する頃には、残念ながらすでに感動が薄れてしまうようである。
そしてここからな眺めもわりと感動されないのだが、お勧めのポイントだと思っている。
実際にこの窓から筑波山が確認できた時は、龍次郎翁のしたり顔が見える気がするのだが。  


Posted by そらねこ at 23:58Comments(0)

2017年03月10日

掛け軸を変える


三月も中旬に入ろうというこの時期に、屋敷の掛け軸が冬のままでは味気あるまい。
とはいえ所蔵に掛け軸には、春のものがあまり多くない。
特に別館の床は一間半もあるので、見合うような軸はそうは多くない。
複数掛ける事も出来るのだが、素人にはその選択は無理である。
菊の模様や昭和天皇の御写真もある別館だし、無難なところで皇居の二重橋ということにした。
母屋の床には梅に鳥の図をと思ったが、今更梅花でもあるまいと思い牡丹にしてみた。


  


Posted by そらねこ at 18:18Comments(0)

2017年03月09日

紹介されない部屋

立ち入りを制限している部屋はあるが、屋敷でただ一部屋だけ紹介しない部屋がある。
表玄関の西側には、通称『子供部屋』と呼ばれている部屋が存在するのである。
一時期前理事長が、管理人として生活していた私室であったからであろう。
今でもある意味、スタッフの控え室として使われている。
そしてご要望があれば、見学者の授乳やおむつ替えのスペースとして提供している。
そういう意味では、小さなお子さんをお連れでも、安心して見学いただけるのではないかと自負しているのだが。  


Posted by そらねこ at 16:23Comments(0)

2017年03月07日

見えないところにこそ

だいぶ長く続けているブログなので、同じものが何度も取り上げられるのはご容赦を。
贅を尽くした屋敷であるが、やはり迎賓棟として垂れられた別館は格別であろう。
選び抜かれた材料を惜しみなく使い、見事なほど仕上げまで丁寧に作られているのだ。
そしてそれは見えるところだけではなく、気付かないような場所にまで及んでいる。
これは別館床下の換気口だが、分厚いコンクリートの壁の奥なので、わざわざ覗き込まなければ目にできない。
デザインもさることながら、よく見ると一部に黒い皮膜があるように思える。
75年以上経っても腐らない鉄も凄いのだが、おそらく当初は漆の焼き付け仕上げがされていたのではないかと想像するのであるが・・・。  


Posted by そらねこ at 19:05Comments(0)

2017年03月05日

窓の外の椿

毎年この季節の屋敷を華やかに彩るのは、表玄関脇のハクモクレンである。
だいぶ春めいたので蕾も膨らみ、その開花を待ちわびるのであるがツレない素振り。
まだ寒の戻りもあるので、どうなることやらと眺めてる。
ところがよくしたもので、代わりに藪椿の赤い花を部屋の中から見ることができる。
手入れも何もしてはいない古木ではあるが、思いの外数多くの花を見せてくれる。
座敷に座り窓越しに、椿の花を楽しむのもまた一興ではないであろうか・・・。  


Posted by そらねこ at 17:59Comments(0)

2017年03月03日

和洋折衷

表玄関の天井は、一尺四方ほどの『格天井』となっている。
素人なのでよくはわからないが、格縁の細工も細かいし鏡板の木目も綺麗である。
古来からの格天井としても美しいのであるが、中央の照明器具に注目を願いたい。
寺社仏閣などを見ても格天井の照明は釣り下がっているのだが、ここの照明器具は格天井の中に木製の台座が作り込まれているのである。
そのモダンさは、現在においても通用するデザインではないだろうか。
こんなところに龍次郎翁のセンスを感じられる気がするのは、あながち穿ち過ぎとは言えまいと思うのであるが。  


Posted by そらねこ at 22:45Comments(0)

2017年03月02日

屋敷のかつての普段の顔


現在屋敷へはアプローチを通り、中門を抜けて石段を登り、表玄関から出入りしている。
しかしガイドでも説明があるが、普段の生活では屋敷の西側にある内玄関を使用していた。
そもそも普段は中門の門扉は閉ざされていて、前庭に入ることはできなかったようである。
今はちょっと通れないが、前庭の南の塀沿いを回り、床下部屋の西側の石段を登ったのだ。
そういう見方をすると屋敷の正面は、西側になるのであろうか・・・。
今は取り壊されてしまったが、かつてはこちらにも大谷石の石塀がそびえていたのである。  


Posted by そらねこ at 17:41Comments(0)

2017年02月27日

窓の向こうに


屋敷が建っている場所は、龍次郎翁の生家の隣接地に当たるようである。
元「北条城」であった、今の北条小学校の高台を築く傾斜地である。
もともとは矢中家の土地ではなかったのであるが、あまり利用価値のなさそうな藪の傾斜地を買い取ったのだ。
そしてそこに建てられた屋敷では、部屋から筑波山が望めるのである。
そこまで計算し尽くしてここを手に入れたのかはわからないが、この屋敷からの景色は北条の街中では稀有であろう。  


Posted by そらねこ at 23:38Comments(0)

2017年02月26日

廊下の風景

ふと気がつけば『矢中御殿』という面白い建造物があると、このブログを書き始めてもう7年になろうとしている。
まあ全てをご覧になって、全てを覚えていらっしゃる方もいらっしゃるまいが。
似たような画像や似たようなコメント、つまりマンネリ化はもういがめはしない。
この風景の画像はもう何度もアップしているが、その違いを感じていただけたら。
公開直後、震災後、竜巻のあと、そして現在・・・。
同じ場所なのではあるが、その表情が全く違うのである。
「そんなに簡単に判ってたまるか」と言う、龍次郎翁の声が聞こえる気がする。  


Posted by そらねこ at 18:22Comments(0)