つくば市北条にある古いお屋敷。 通称『矢中御殿』を覗いてみれば・・・ 懐かしいような、不思議な風景があちこちに。 そんな風景を、ちょっとつまみ食いしてみましょう(笑)。

2017年02月23日

偽装ですが


この画像を見ても、多分スタッフでも今までとの違いを感じないかもしれない。
遅れて建てられた別館の二階も含めてさえ、昭和20年代までに建てられた屋敷である。
いかに電化されていたかと言っても、当然当初の照明は白熱灯だったであろう。
それでも戦後には、何箇所かは蛍光灯に変えられたようである。
龍次郎翁が亡くなった後も数年は住む人がいたと聞くから、その頃に変えたのかもしれない。
ただプラスチックのドーム型のカバーは、やはり屋敷の雰囲気とは違うだろう。
そこで近所の電気屋さんなどの協力を得て、せめてカバーだけでも昔の感じに変えてみたのだが。  


Posted by そらねこ at 23:58Comments(0)

2017年02月22日

いろいろな興味が持てる場所

内玄関には今は無い、関東鉄道筑波線の時刻表が残っている。
常磐線の土浦駅から、水戸線の岩瀬駅をつないでいたローカル線である。
今はその線路跡はりんりんロードとして、サイクリングロードになっているのである。
廃線のマニアがいるのは聞くが、廃線の時刻表にもマニアがいるようであるようだ!
あまりにも熱心な要望なので、特別に内玄関に入っての撮影を許可したほどである。
この屋敷の楽しさは、興味の対象がいろいろとあることなのであろう。  


Posted by そらねこ at 21:05Comments(0)

2017年02月21日

牡丹の板戸画

かなり紹介しているつもりではあるが、屋敷の認知度はまだまだ低いようである。
それでもおいでになる方の中には、多少なりとも様子をネットやフライヤーでご覧になっている方もいらっしゃる。
ガイドをしていて「ああ、これ!」とか言われるのは、やはり食堂の板戸画であろうか。
特に印象的なのは、この牡丹の画であるように思われる。
古写真から見ても昭和16年にはすでに描かれているものであるが、今以ってその鮮やかさに驚嘆する次第である。
この絵は夜間の照明の下では、さらに鮮やかに見えるのであるが紹介する機会が無い。
屋敷の夜間鑑賞会とかは、やってみたい企画のひとつである。  


Posted by そらねこ at 21:25Comments(0)

2017年02月20日

寒アヤメ

前庭の池の奥に2〜3年くらい前から、この時期なるとに咲く花があるのだ。
見た感じはアヤメであるが、アヤメなら五月の頃に開花するはずなのであるが。
見学に来られる方々からもご質問頂くのであるが、別に植えたものではないのである。
調べてみると「寒アヤメ」とか「寒咲アヤメ」とか呼ばれる、早咲きのアヤメのようだ。
屋敷は管理され始めたとは言え、多くの時間は無人のままであるのが現状である。
鳥獣や虫にとっては、未だに楽園なのかもしれない。
生えこびった雑草を取り除いたことで、生息する植物の多様性がさらに増したような気がする。  


Posted by そらねこ at 19:48Comments(0)

2017年02月19日

軒下の電燈

屋敷の母屋の軒下の角に電燈がつけられている。
今は残っていないが、おそらく火屋もあったものと思われる。
街灯かとも思えるのだが、位置的にあまり役に立ちそうにもないように思える。
今は点灯させることもできないので、どんな感じになるかもわからないのだが。
なんとなく、屋敷のライトアップの為の物という気もする。
だがわざわざその為だけに、こんなメンテナンスしにくい場所につけるだろうか。
いや龍次郎翁のことであるから、案外そうかもしれないなどと想像してみる。  


Posted by そらねこ at 17:38Comments(0)

2017年02月15日

昔のガラスの歪み


屋敷は昭和初期の建物であるから、当然のように窓枠は木製である。
かなりガラス窓が多用されており、当時としてはかなり明るく開放的な建物であっただろう。
あの竜巻の時にかなりのガラスが割れたが、それでも多くは当時のままのガラスである。
今のガラスとは違いどうしても歪みがあるが、それも味であると言えるかもしれない。
もちろん出来るだけ均一に作られているので、その歪みはなかなか画像では捉えにくい。
それでも例えばこんな風景の中に、ガラスの歪みを見ることができるであろう。  


Posted by そらねこ at 23:23Comments(0)

2017年02月13日

水の出ない水道

表玄関の石段の途中にある、アンティークな蛇口。
その形状もさることながら、錆び具合さえ思わず見入るような風情ではなかろうか。
残念ながら今は水は出ない。
かつて屋敷では井戸水をタンクに汲み上げて、自家用の水道として使っていたらしい。
その後公共水道ができ、そちらへ切り替えたようである。
なので工事などをすると、配管が複雑に存在するのだが。
水の出ない蛇口は、今でも数カ所残っている。
水の出る蛇口と出ない蛇口が共存しているというのも、ある意味屋敷の歴史と言えるだろう。
  


Posted by そらねこ at 23:31Comments(0)

2017年02月10日

そろそろ梅も見頃

立春を過ぎても寒波が続くが、それでも春は確実に近づいている。
屋敷でも築山を見上げれば、梅が咲いているのが見える。
屋敷には梅桜は無いはずと言われるであろうが、借景ではあるのだが塀の向こうに!
北条小学校に隣接する屋敷では、邸内に無い梅や桜を塀越しに見ることができるのだ。
風景とは、個人の敷地だけで出来るものでは無いと思う。
お互いに持ち寄った眺めが重なり合って、風景というものを作っているのではないだろうか。  


Posted by そらねこ at 20:54Comments(0)

2017年02月09日

貝殻のブローチ

所有者が変わって当時の筑波大生たちが調査を始めるまで、屋敷は40年ほど無住の状態であった。
まあ今でも無住には違いないが、ある程度定期的に人が出入りしている。
十分とは言えないまでも修復や掃除が行われているので、生活できない環境ではない。
電気やガス・水道にインターネットまで揃っているが、基本的には昭和初期の仕様か。
そうここは、まさにタイムカプセルであろう。
小さな貝殻を寄せ集めて作った、質素なブローチが残されていた。
宝石の華やかさとは比べものにもならないが、手にしたことがうれしかったような一品。
誰が、どんな思いで身につけたのだろう・・・。  


Posted by そらねこ at 20:06Comments(0)

2017年02月08日

かつて昭和という時代があった

今上天皇の御退位のご意向で、どうやら平成の世は30年までとなりそうである。
そして「昭和」という年号は、歴史の時代となってしまう。
とは言え30代の人達は、昭和生まれなのであるのだが。
昭和という時代はとても永く、第二次世界大戦を含めていろいろな歴史を持っている。
だが三つの年号を生きたのは我々だけではなく、龍次郎翁もまたそうであったのである。
波乱万丈の時代を生き抜いて一代で財を成し、還暦を過ぎてからこの屋敷を作り上げたその活力には頭が下がる。
バブル期以降はともかく、戦前の昭和はすでに歴史となりつつあるかもしれない。
だがこの屋敷の時代の生活は、未だにどこかに残っているようである。  


Posted by そらねこ at 23:31Comments(0)

2017年02月07日

吹くのは未だ木枯らしか

暖かな立春も過ぎこれから徐々に春の暖かさ、・・・とはどうやらいかないようである。
立春を過ぎてからはまた寒さが戻ってしまい、昨日今日の風は木枯らしさながらだ。
まあ例年2月には雪が降ることも多いし、春の訪れはそんなには早くないのであろう。
だが気がつけばだいぶ日が伸びてきたし、陽射しも心なしか力強さを感じる気がする。
そうもうすでに、光の春は始まっているのだ。
気温も上がらず冷たい風が吹く中、木々は芽吹き花を咲かせ始めるのだろう。
そして屋敷の光の景色も、徐々にではあるが確実に変わり始めている。  


Posted by そらねこ at 17:43Comments(0)

2017年02月06日

ガラスのドアノブの作り出す光


屋敷の中に三箇所のドアに、ガラス製のドアノブが使われている。
それ自体なかなか珍しくガイド時にも感心されるのだが、この姿が一番魅力的だろう。
母屋と別館とを仕切る廊下の端のドアノブは、今頃の時期には夕日を浴びるのである。
その時々によって作り出す風景は違うのだが、ちょっとした光の芸術が見られる時がある。
それはまさに一期一会の景色であるが、それに出会えた時はとても幸せな気分になれる。  


Posted by そらねこ at 23:35Comments(0)

2017年02月04日

立春の夕暮れ


今日の屋敷の公開日は、ちょうど立春に当たった。
陽気もそこそこ穏やかで、何やら急に春めいて感じたのは気のせいであろうか。
とは言え屋敷の中の寒さには変わりはないが、強いて言えば吐く息が白くならなかったかも。
今日お見えになった方々は熱心にご覧になっていったが、やはり興味のポイントはそれぞれ。
それでも関心を持っていただければ、ガイドする方にも力が入るというものである。
公開が終わって片付けも済ませ、スタッフも帰った後の屋敷には夕焼けが・・・。
いろいろなことがあるのだけれども、この風景を見ることができるのは幸せだと思える。  


Posted by そらねこ at 22:52Comments(0)

2017年02月03日

屋敷の蝋梅もそれなりに

やっと花が咲くようになったとは言え、屋敷の蝋梅はまだまだ貧弱である。
とりあえず花が咲くようにはなったが、幹と言えるような主軸がまだない。
幾つもに枝分かれした状態は、危うい感じさえするのであるが健気にも花を咲かす。
とりあえず今はそれぞれの枝が、競い合いながらも花を咲かせようとしている。
いつかその枝の一つが、主軸となって幹となるのだろう。
それは初めの頃から生えた枝ではなく、新しく育った枝かもしれない。
剪定してコントロールすることもできるのだろうが、このまま成り行きを見たい気もする。
まだまだ新参者の蝋梅ではあるが、いつの日かメインとして季節を彩って欲しいものである。  


Posted by そらねこ at 21:46Comments(0)

2017年02月02日

明日は節分

二月に入って、また寒さが戻ってしまった感もある。
晴天ではあるが気温が低く、今日などは冷たい風が強く吹いていて北国よりも寒い(笑)。
まあ寒の内も明日までではあるが、いきなり暖かくなるわけでもなかろうとは思うが。
だが週末の立春からは、少しずつながらも春になっていくことになるのであろう。
さて明日の節分であるが、屋敷でも豆まきの真似事くらいはしても良いかもしれない。
さすがに焼いたイワシの頭は邪気を払うその臭いが、風物詩とはいえこもるのも困る。
屋敷ではまあ精々、柊の小枝を飾るくらいであろうか。  


Posted by そらねこ at 17:22Comments(0)

2017年01月31日

掛け軸の掛け替え


床の間の掛け軸はやはり、季節によってかけからえっるべきなのであろう。
二つの床の間を持つ屋敷においては、本来頻繁な掛け替えがあってしかるべきなのであろう。
だいぶ減ってはいるらしいが、屋敷には当時の掛け軸がまだ数十軸は残っているのであるから。
近所の筑波高校には「つくばね学」という社会体験授業があり、屋敷にも毎週5人の生徒が訪れる。
授業の一環として任されているので、掛け軸の掛け替えなども体験してもらうことにした。
すでに立春目前なので春めいたものにすべきなのだろうが、屋敷の寒さにはまだ冬景色であろう。
高校生にとって掛け軸の掛け替えなど今後も経験しないかもしれないが、たった一度の経験であっても心の引き出しが一つ増えることを期待して。


  


Posted by そらねこ at 23:27Comments(0)

2017年01月30日

漆仕上げの廊下

屋敷の木材の多くは、漆塗りとなっている。
現代の感覚では非常に贅沢に思えるが、昭和初期においてはそうとも言えないのかもしれない。
装飾的に塗られている面もあるが、木材の表面保護剤という側面もあるだろう。
当時日本で入手しやすかったのは、天然素材である漆であったとは言えないだろうか。
もちろん贅沢でないわけではないが、工芸品などとは少し意味が違うのかもしれない。
特に床材の保護のための表面処理としては、当時は漆が順当であったように思える。
そのおかげで廊下の床でさえ、今も綺麗に残っているのであるから。  


Posted by そらねこ at 21:59Comments(0)

2017年01月29日

屋敷の寒さは特別?

昨日は天気も良く、わりと暖かい日であった。
庭の陽だまりでの日向ぼっこは暖かいのだが、建物の中に入ると急にひんやりとする。
廊下でさえ吐く息が白いのに、コンクリート造りの別館に入ると一段と寒く感じる。
だがそこには豪華で美しいものがズラリと並んでいるので、それらに見とれている間はその寒さも忘れるようだ。
もっとも気づけば、足元からの冷え込みに身震いするが。
そしてガイドが終わると居間のコタツと、お茶で体を温めてもらうことにしている。  


Posted by そらねこ at 13:48Comments(0)

2017年01月27日

蝋梅が咲き出した

いただいた小さな蝋梅の苗木を、屋敷の庭に植えたのはもう数年前の話である。
7本植えて枯れずに残ったのは、4本であろうか。
それでも去年あたりから、やっと少しは花をつけだした。
まだまだ剪定も何もしていなく、とにかくまずは丈夫に育って欲しいと思うだけである。
まだまだ言われてみれば花があるのに気づくくらいではあるが、もう少し待って欲しい。
あと10年もすれば、馥郁たる春の香りをお届けできる。
屋敷が眠っていた40年ほどに比べれば、そんなに先の話ではないであろう。
何しろ屋敷が目覚めてから、もう8年経つのだから。  


Posted by そらねこ at 18:16Comments(0)

2017年01月26日

竃でご飯を

ここのところNPOの運営だとか、公開やイベントのあり方などで頭を悩ませていた。
ふと気付けば、屋敷に来ても楽しめていない自分がいた。
あんなに来るたびにワクワクしていたのに、もう見飽きたなんて事もないはずなのに。
紹介する人間が楽しくなかったら、案内された人にもその良さは伝わらないだろう。
そしてふと思い出したのが、この竃でご飯を炊いて食べてみたいという夢であった。
決して不可能なことではないはずだし、そんな夢を追い求めてもいいのではないか。
どなたかそんな夢を、形にしてみようという方はいらっしゃらないだろうか。
本気で対応する気のある方がいたら、ぜひ声をかけていただきたい。  


Posted by そらねこ at 18:21Comments(0)